STRUCTURE耐震への取り組み

We are promoting a project
with a team that includes construction
created by skilled craftsmen
in real estate agents’
execution and design that sticks to materials.

長く住む、安心して住む事を考えた私たちの家づくり

災害、特に地震の多い日本で安心して暮らすために、私たちの家づくりは高い耐震構造を持って成り立ちます。
幾度にわたる耐震検査や改良に改良を重ねる構造など、安全な家のみを皆様にお届けしています。

THE TESTTHE TEST震度7の揺れに10回連続で耐え抜いた家

VIBRATION
EXPERIMENT

THE EXPERIMENT実大振動実験

震度7の地震を10回連続で加振実験

南海トラフを震源としたマグニチュード9以上の地震が発生する可能性が国からも公表されています。
2017年に入ってから日本列島各地で震度3以上の地震がすでに70回以上発生しています。また、台風が北海道に上陸したり、大型化の傾向にもあります。ゲリラ豪雨の頻発や局地的集中豪雨、竜巻の発生など、日本列島をとりまく自然環境は、大きく変わってきています。残念ながら、今までの常識や経験値だけでは対処不可能な自然災害、特に大きな地震が近い将来来ることを現実問題として考える必要があります。
そこでウッドワンは、「ワンズキューボ」が今まで日本列島で発生した「震度7」の地震に耐えられるのか、実大実験を行いました。

  • 室内に設置した家具は大きな揺れで移動し、小物類は激しく散乱。テーブル上にあった小物はすべて飛び散っている。
    1RESULT

    室内に設置した家具は大きな揺れで移動し、小物類は激しく散乱。テーブル上にあった小物はすべて飛び散っている。

  • 間仕切リ壁や吊りドアの開閉にも影響がなく、地震後の生活もできる空間が維持されていた。ドアを閉じた状態。
    2RESULT

    間仕切リ壁や吊りドアの開閉にも影響がなく、地震後の生活もできる空間が維持されていた。ドアを閉じた状態。

  • 震度7の加振実験を何度も重ねると、窓などの開口部周辺では石膏ボードにヒビ割れが見られた。
    3RESULT

    震度7の加振実験を何度も重ねると、窓などの開口部周辺では石膏ボードにヒビ割れが見られた。

  • 同じように壁紙にもシワや破れが見られたが、 間仕切り壁(らく壁くん)や吊り戸枠周辺には大きな損傷はなく、ドアの開閉も可能だった。
    4RESULT

    同じように壁紙にもシワや破れが見られたが、 間仕切り壁(らく壁くん)や吊り戸枠周辺には大きな損傷はなく、ドアの開閉も可能だった。

  • 筋交い結合部ではほとんど破断が見られず、構造材であるJWOOD LVLと金物工法の耐震性の高さを実証した。
    5RESULT

    筋交い結合部ではほとんど破断が見られず、構造材であるJWOOD LVLと金物工法の耐震性の高さを実証した。

  • 柱頭部の金物(左)と柱脚部の金物(右)。10回の加振実験後もほとんど変形していないことが分かる。
    6RESULT

    柱頭部の金物(左)と柱脚部の金物(右)。10回の加振実験後もほとんど変形していないことが分かる。

WHY LEVEL7震度7で10回もの実験をする理由

  • 激動期に入ったとみられる現在の地球に対応

    激動期に入ったとみられる現在の地球に対応

    南海トラフを震源とした大地震が発生する可能性が国からも公表されていると同時に、これまで長い時間をかけて積み重ねてきた地展予知に関する研究でも、正確な地震の予知は困難だという報告も最近発表されました。
    地球規模で考えた時、現在は激動期に入っているという分析もあります。地球上で発生している震度6以上の地震の3割近くが日本列島附近で発生していることを踏まえてみても、少なからず大きな地震が近いうちに発生することは間違いありません。

  • 気候変動による外的な影響の強大化を考慮

    気候変動による外的な影響の強大化を考慮

    地震だけでなく、世界各地で発生している気候変動に伴う自然災害も見逃すことができません。台風の強大化やゲリラ豪雨など、住宅を取り巻く環境が大きく変わってきています。地震はもちろん、風による外圧、雨による影響も考慮しながら住まいを設計する必要があります。
    現在の建築基準法は1950年(昭和25年)に制定され、2000年(平成12年)に品確法による耐震基準が制定されましたが、その後も2011年(平成23年)に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)、2016年(平成28年)には熊本地震と震度7クラスの巨大地震が発生しています。

  • 経験したことのない揺れが起こることを想定

    経験したことのない揺れが起こることを想定

    また、地震計測の技術や観測網が進化することにより、震源地近くでの観測も可能になり、東日本大震災や熊本地震のように、直下型の揺れでは想定以上の大きな揺れが発生することも分かり、さらに震度7クラスの揺れが何度も繰り返すということも分かってきています。
    我々人類の経験や知見ではまだまだ分からないことも多く、想定以上のことが起きうる可能性が非常に高まってきています。

THE REASONTHE REASON揺れに耐えれるのには理由があります

住宅工法が全ての答え

今回震度7クラスの揺れを実験する「ワンズキューボ」は、長期優良住宅仕様・耐震等級3。JWOOD LVLプラス金物工法による在来軸組木造工法。延床面積は約30坪。2階はスケルトンで、後間仕切り式で壁を自由に配置できるようになっています。LVLによる構造柱、耐力壁の配置が予め計算されている標準仕様の「ワンズキューボ1500シリーズ」で実験に望みました。

耐震等級3の「ワンズキューボ」は、JWOODと呼ばれるLVL構造材、専用の金物で基本構造が組み立てられています。そして、2階の壁が1階の壁の上に配置された「直下率」が高い設計になっているのも大きな特徴です。高い品質にバラつきのないJWOODLVLと専用金物、基本設計をきちんと考えられた「ワンズキューボ」は、現時点で耐震性能にとても優れた住宅工法と言うことができます。

この耐震性がこれからのスタンダードに

結果的に10回の震度7の揺れを経ても、吊り引戸の開閉にも問題なく、6回の実験が終わった時点では室内にも外観にも大きな損傷は見当たりませんでした。つまり、熊本地震のように震度7の地震が複数回発生した後でも、必要に応じて補修をすればそのまま自宅に住み続けることができる、生活を守ることのできる木の家だと言えます。「建築基準法は家が倒壊しない最低限の基準でしかなく、住宅性能評価で定められている最高等級・耐震等級3の家こそ、これからの時代のスタンダードになっていく」と大橋先生は語ります。

そういう意味で「ワンズキューボ」は、初めての住まいとしても充分に手の届く価格帯であり、安心して家族の命を守ることのできる、これからの日本列島で求められてくる住宅だと言えます。